2000年代の名作エロゲ レビューまとめ | |
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ミステリ | |
☆「新・御神楽少女探偵団(2003)」エルフ | |
90年代に今は亡きヒューマンから発売されたPSソフト「御神楽少女探偵団」と「続・御神楽少女探偵団」に、18禁要素をプラスした新作を加え、何故かエルフから発売された本格ミステリADV。 普通、この手の作品はキャラクターの過去や背景を掘り下げることでシナリオを構築するんですが、本作ではそれを極力避け、純粋にロジックとストーリーで勝負しているところに好感を持ちました。 3本パックだけあり、ボリュームはかなりのもの。謎解きをゲームに落とし込むための「推理トリガーシステム」も秀逸でした。 18禁部分は蛇足だったかもしれませんが、「逆転裁判」に匹敵する推理ADVの傑作だと思う。 | |
◎「ミステリート 〜不可逆世界の探偵紳士〜(2004)」アーベルソフトウェア | |
菅野ひろゆきの近年における代表作。安っぽいマップ画面や、少年漫画っぽい主人公、きちんと完結してないストーリー等…不満も多々ありますが、キャラが生き生きしていて面白かったです。 本作は2000年に発売された「不確定世界の探偵紳士」の続編に当たるんですが、メインヒロインの境遇等、焼き直しとしか思えない部分も多いので、こちらからプレイしても支障ないと思う。 今は菅野ひろゆき作品を10本まとめた、お得な「メモリアルパック」が出ているので、プレイするならそれ一択。 | ダウンロード版 |
サスペンス | |
☆☆☆「螺旋回廊(2000) 螺旋回廊2(2001)」ru'f | |
謎のアングラサイト「EDEN」の住人達に身近な女性達が次々と陵辱され、その模様がネットに晒されていく…人間の恐怖や本質を描いた、鬱ゲー&陵辱ゲーの傑作。お得な「1・2パック」あり。 特に「2」のほうがエグいですが、最後には救いもあるので後味が良い。「陵辱作品には興味ないけど、何か1本くらいやってみたい」という人がいたら、私ならこれをオススメします。 これこそ18禁でしか描けないストーリーだと思う。プレイ後、丁度同時期くらいに話題になってたネット小説「絶望の世界」を思い出したんで、久しぶりに読んでみたら、これまた鬱に…。 また、同じく鬱系で高額プレミアが付いている「さよならを教えて」という作品もあるんですが、こちらは現在ダウンロード販売が開始されて手軽に楽しめるようになりました。 | |
☆☆「河原崎家の一族2(2003)」エルフ | |
ループ物、そして館物の傑作。多少、ラストが説明不足だったりもするんですが、面白かったです。 敵側の各キャラクターが絶妙にムカつかせてくれ、寝取られの醍醐味を味わえる。 何度も繰り返される狂気の宴…徐々に壊れていく主人公…犯される恋人…そして、そこから脱出するカタルシス。クリアした直後は、良くできた長編小説を読み終えたような満足感がありました。 大ボリュームのテキスト・CGに、鬼のように複雑なフラグ管理。陵辱の中にも淫靡さがあるエッチシーンも見事で、蛭田昌人の引退作にして、まさに集大成と言える作品だと思います。 | ダウンロード版 |
◎「Phantom 〜Phantom of Inferno〜(2000)」ニトロプラス | |
2004年発売のリメイク版。記憶を失い、マフィアの暗殺者として育てられた主人公によるハードボイルドアクション。 よく練られた構成で話は面白かったんですが、ただ、エロゲをプレイしてる感じがしない。あくまで「中高生が憧れそうなアダルトな雰囲気」というか。 出来の良いラノベに、申し訳程度にエロを添えただけって感じ。凄い良く出来てはいるんだけど、私が求めるエロゲではなかった。 人間の汚い部分を汚いままに描けるのが、18禁の18禁たる所以だと思うので…この世界は、どこか綺麗すぎる。「沙耶の唄」や「斬魔大聖デモンベイン」も評価が高い。 | |
○「Bible Black 〜La noche de walpurgis〜(2000)」アクティブ | |
黒魔術をテーマにした、背徳感漂う良作ADV。ストーリーは若干短めですが、なかなか本格的な内容で、特に雰囲気が凄い良かった。魔術の不気味さ、薄気味悪さが実に良く表現されてる。 唯一無二と言える、原画家・聖少女の描く何とも言えないむっちりしたCGも素晴らしい。また、本作はシナリオも聖少女が担当してるんですが、これまた上手くて、多彩な人だなぁと感じた。 後に発売された「DISCIPLINE」等、陵辱好きにはとにかく人気の高いクリエイターですが、アクティブ消滅後、現在はEmpressで活動中。 |
ダウンロード版 |
伝奇 | |
☆☆「果てしなく青い、この空の下で…。(2000)」TOPCAT | |
今や「LO」の表紙でお馴染み、たかみち氏の原画と秀逸なシナリオ、音楽が話題となった名作伝奇サウンドノベル。2009年に発売された完全版にはボイスとおまけシナリオが追加されてます。 これほど完成されたサウンドノベルもなかなかないんじゃないでしょうか。特に音楽は必聴で、一般のTVゲームを含めてもゲーム音楽でここまで感動したことはそうありません。体験版で確かめてみてください。 2009年に出た「アトリの空と真鍮の月」は続編とも呼べる作品で、今作は声が入ることを意識してテキストを書いたとライターも言っている通り、エロもそれなりに使えるものになってました。こちらも買って損なし。 | ダウンロード版 |
☆「Fate/Stay night(2004)」TYPE-MOON | |
2000年に発売された同人ソフト「月姫」で人気を博したメーカーによる、商業進出第1弾。 エロゲというより完全にラノベですが、そのクオリティは超一級。当時、一世風靡したのも頷ける内容でした。 ライターである奈須きのこのテキストに最初はクセを感じるかもしれませんが、すぐに慣れます。その膨大なボリュームにも関わらず、さして中だるみすることなく最後まで読ませきる力は凄い。 伝奇物としては賛否が分かれるところでしょうが、各キャラクターの立ちっぷりは完璧だし、特にセイバーと凛の2人は近年稀に見る魅力的なヒロイン像だったと思う。派手なエフェクトも秀逸。 | |
恋愛ADV | |
☆☆「君が望む永遠(2001)」アージュ | |
鬱ゲーと聞いてましたが、むしろ泣きゲーでした。 エロゲ史上最低との呼び声高い、主人公の優柔不断ぶりも見物ですが、それによって巻き起こる、えげつない展開と心をえぐるセリフのオンパレードが見事。 高評価の理由は主に水月ルートによるものですが、陵辱作品として名高い「螺旋回廊シリーズ」の鬼畜人タムー(タシロハヤト)もシナリオを担当しているだけあり、鬱系ルートのクオリティも高い。 不満点を挙げるとすれば、各キャラ、特に主人公がごちゃごちゃと青臭い理屈を語りすぎな点と、この設定だとメイン2人以外のルートが強引に映ってしまう点。それらを差し引いても、傑作。 | |
ゲーム性重視 | |
☆☆☆「戦国ランス(2006)」アリスソフト | |
圧倒的なボリュームと完成度を誇る、超傑作戦略SLG。シンプルながら奥の深い戦闘システムと絶妙のゲームバランスで、私も時間を忘れて何周もプレイしてしまいました。 システム的な前身である「大悪司」や「大番長」と違い、地域に部下を配置する必要がなくなったのと、戦闘で敵を倒しても捕獲できるようになったことで、かなりストレスなくプレイできる。 ちなみに本作のスピンオフである「三匹が斬ったり突いたり燃やしたり」というミニゲームもフリーウェアとして制作され、現在も公開中です。エロはありませんが、そこそこ遊べる内容。 また、2004年に発売された「RanceVI」もエロゲ史上最高のRPGと言うべき傑作。歴代屈指のスケールで展開されたそのストーリーは、最後の最後まで盛り上がりっぱなしでした。 このシリーズはボイスがないんですが、息の長い作品なので、ころころ声優が変わるよりはそっちのほうがいいんでしょうね。とにかく膨大な設定とキャラクターで、Wikiを眺めてるだけで楽しい。 現在は両作とも廉価版が出ているので、ランスシリーズをプレイするなら、この2作品から始めるのがいいと思います。 また、他の作品で特にオススメなのは「闘神都市III」。ダンジョンがあっさりしすぎなのと一本道のストーリーは残念ですが、演出と、特に終盤の音楽が見事で、ラストでは感動できました。 |
ダウンロード版 |
ダウンロード版 | |
☆☆「姫狩りダンジョンマイスター(2009)」エウシュリー | |
ファイアーエムブレム系の戦略SLGとしては、業界最高峰のクオリティ。シンプルに作り込まれた戦闘システムと、属性による駆け引きが爽快で、周回プレイも苦になりませんでした。 過去作の「幻燐の姫将軍」あたりと比べると、かなり取っつきやすくなってて、久々に思い切りやり込みました。EXダンジョン等、クリア後のやり込み要素もあるので、かなり長く遊べると思う。 あと、メーカーを代表する本格ファンタジーRPG「戦女神ZERO」も当然オススメなんですが、ランスシリーズに比べると遊びがないというか、お堅い内容で取っつきにくいところはあるかな。 |
ダウンロード版 |
☆「ウィザーズクライマー(2008)」ソフトハウスキャラ | |
魔法使い育成SLG。繰り返しプレイ前提ですが、2周目以降はステータスや資金を引き継げる親切設計もあり、プレイヤーを飽きさせません。ヒロインがどんどん強くなっていくのが楽しかった。 アリスソフトやエウシュリーに比べると同人っぽいというか、レトロな作りかもしれませんが、それが大きな魅力にもなっており、プレイしていて「プリンセスメーカー」を思い出しました。 相変わらずエロは薄いんで、それ目当ての購入はオススメできませんが、ゲームとしての完成度は歴代屈指。過去作の「巣作りドラゴン」も評価が高いです。 | ダウンロード版 |
エロ重視 | |
☆☆☆「幼なじみな彼女(2005)」イージーオー | |
間違いなく、私が生涯最も抜いた作品。今でもバリバリ現役でオカズとして活躍中です。数あるエロゲーの中でも最もエロい、不動の三ツ星作品。ちなみにWindows10で動作確認済みです。 世間的な評価が低すぎるのは原画が原因なのかな…確かに「上手い」絵ではないかもしれないけど、それがテキストを際だたせてる面も大きいと思う。変に絵が完成されてたら、このエロさは生まれなかったろう。 2007年に発売された「うちの妹のばあい純愛版」もまた、妹ゲーの傑作としてオススメ。私のようにテキストとボイスを重視する方であれば、両作とも、きっと気に入ってもらえると思います。 | |
☆☆「陽射しの中のリアル(2005)」mu soft | |
同人史上に刻まれた伝説のロリータ作品。商業作品を含めても、これ以上の作品はちょっと記憶にありません。 ストーリーはほとんどなく、FLASHアニメによるエロシーンが中心のクリックゲーム?なんですが、そのクオリティが素晴らしい。フェラ等が追加される「追加パック」もセットで購入すべき。 作者は現在、原画家・INOとタッグを組んだ「乙女ファンクション」を製作中…なんですが、ブログを見るとほとんど一人で作ってるらしく、発売は気長に待つことになりそうです。 | ダウンロード版 |
☆☆「SEXFRIEND(2003)」CODEPINK | |
キリヤマ太一の美麗なCGに、丸谷秀人のシナリオ、そしてダイナマイト☆亜美のボイス…今思い出しても全てが神がかってた。抜きゲーとしては今なお、最高峰の評価を与えられる作品です。 Hシーンは行為を細かく選択していくタイプ。そのシステムの出来が大変素晴らしく、逆に回想シーンが使いづらいという欠点もあるけど、それを補って余りありまくりのエロスの嵐でした。 難易度が相当高く、当時、新しいエッチシーン見たさに何周もやり込んだのを良く覚えてます。他では、電波ソングが話題となった伝説のメイドさんゲー「MAID iN HEAVEN SuperS」も有名。 | |
☆「LOVERS 〜恋に落ちたら〜(2003)」ジェリーフィッシュ | |
1998年にメーカーの前身である海月製作所から発売された「ラブ・エスカレーター」をリメイクした本作。アニメを使用した作品としては圧倒的なクオリティで、当時の話題をさらいました。 度重なる延期と、リメイクとしての中途半端さから酷評されることも多いんですが…抜きゲーとしては、やはり名作と呼んで差し支えない作品だと思う。古見明のキャラデザも素晴らしかった。 特に梨恵との初体験シーンは伝説級のエロさで、それだけのためにプレイする価値は今でも十分にあるかと。 あとは、ひな子のフェラシーンも大好きでした。この頃は抜きゲーが最も充実していた時期だと思う。 |
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◎「LOVE×EVOLUTION(2009)」evee | |
有名同人メーカー・SLAVEの海老名総一が立ち上げた新規ブランドによる商業進出第1弾。同人時代のキャラをヒロインにしたもので、AfterEffectsを利用した2Dアニメーションは、やはり最高にエロい。 作業的なゲーム部分、同人レベルのシステム・シナリオ等、いろいろ不満はあるけど、とりあえず2Dエロゲーにはまだまだ進化の余地があることを、この作品で証明してくれたと思う。 マウスでタッチして女の子とコミュニケーションがとれるという点では、同時期に流行った「ラブプラス」と通じる部分があるかも。 | ダウンロード版 |
◎「超昂閃忍ハルカ(2008)」アリスソフト | |
アリスソフトの抜き担当、超昂シリーズ最新作。2002年に発売された「超昂天使エスカレイヤー」の続編で、濃厚で数の多いエッチシーンとそれなりのゲーム性もあって、楽しめる良作です。 シナリオのほうは出来の悪い少年漫画みたいなノリなので、受け付けない人もいるかもしれませんが、現在は廉価版が出ているので買って損なし。特にエロゲ入門者には最適な作品だと思う。 また、2014年に前作のリファイン版「超昂天使エスカレイヤー・リブート」が発売されましたが、これはリメイクではないし、フルプライスなのでオススメできません。 |
ダウンロード版 |
◎「姉汁(2005)」アトリエかぐや | |
エロに特化した作品作りで、抜きゲーメーカーとして確固たる地位を築いたアトリエかぐや…その数ある作品の中で最もエロかったヒロインといえば、やはり本作に登場する白川涼子でしょう。 エロいことはエロいけど、飽きやすいという欠点を持つかぐや作品にあって、いまだに強く管理人の印象に残っている名作です。妹のエッチシーンも好きでした。 また、白川涼子が初登場する前作の「ナースにおまかせ」もオススメ。両作品ともエロでここまでのし上がってきたアトリエかぐやの真骨頂といった感じで、昨今の作品にも負けない魅力が詰まってます。 |
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○「ドキドキしすたぁパラダイス(2003)」light | |
とにかくエッチシーンの量が半端じゃない。今思えばCGは使い回しが多いし、テキストも淡泊なんですが…当時まだ若かった私は、この4姉妹に枯れるまで搾り尽くされました。 特に声優のクオリティが高かった思い出。私は死ぬほど抜いたので完全に飽きちゃってますが、初見の方には今でもそれなりにインパクトのある作品だと思う。 ちなみに続編の「ドキドキしすたぁパラダイス2」は駄作なので、手を出さないほうがよいかと。どこでもいいから、同コンセプトでクオリティを高めた作品を出してほしい。 | ダウンロード版 |
○「顔のない月(2000)」ROOT | |
CARNELIANの特徴的な原画やシナリオも良かったけど、一番印象に残っているのはボイス。アニメでも活躍する「こおろぎさとみ」がヒロインの声を担当してて、めちゃくちゃエロかった。 他、この時期の作品だと、ロリ系の「もみじ HappyStory」や、キスにこだわり抜いた「KISS×300」でも抜きまくってましたね。このあたりの作品は今でも充分オカズに使えると思います。 あとは野々原幹の「Fifth」シリーズとか、マイナーどころで「ローデビル!」という作品も好きでしたが、今プレイするにはエロが薄すぎるかな。 | |
3DCG | |
☆「人工少女3(2007)」イリュージョン | |
2004年に発売された前作「人工少女2」を初めてプレイした時の衝撃は、今でも忘れられません。外見やコスチュームを自由にカスタムした少女を連れ回し、至る所でエッチが楽しめる夢のような作品。 不満もあるけど、このクオリティの3DCGを自由自在にぐりぐり動かせるっていうのは、やっぱり面白いですね。現在はシリーズ最新作の「AI*少女」が出ているので、興味がある方はそちらを。 個人的には「レイプレイ」も3Dゲームでは当時最高峰の出来でしたが、2009年に起きた海外人権団体等の圧力により発売停止に。現在はかなりのプレミアが付いてしまってます。 | |
◎「3Dカスタム少女(2008)」テックアーツ3D | |
テックアーツによる3Dゲームへの新規参入第1弾。「人工少女3」にこういうモードがあればなぁ…という思いを具現化してくれたような、エロに特化した割り切ったシステムが素晴らしい。 「USBオナホール同梱版」なんてのも出ているので、購入するならそちらのほうがいいかも。ただエロ自体は飽きやすいので、着せ替えメインで考えたほうがいいかも。 ネットで配布されている改造データを入れることでさらにキャラメイクの幅が広がり、下手すると永久に遊べます。 オナホールとの連動機能等、エロゲの未来を追求する姿勢も良かった。 | ダウンロード版 |
2011年03月28日|エロ回顧録
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