1980年代のエロ漫画(少年誌) | ||||||||||
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初期 | ||||||||||
■金井たつお | ||||||||||
80年代は少年誌エロコメ最盛期。高橋留美子やあだち充に代表される空前のラブコメブームでもあり、エロ漫画にもラブコメ要素が積極的に取り入れられていった…そんな時代でした。 初期において特にそれが顕著だったのが、金井たつお「いずみちゃんグラフィティー」。自由奔放な小悪魔的少女・田村泉と、熱血硬派な主人公・芝田恭兵とのラブコメディで、週刊少年ジャンプに連載。 これだけあけっぴろげにパンツを見せたり裸になってるのに、どこか恥じらいや憂いを帯びた、いずみちゃんの表情が素晴らしい。今だったら、絶対エロ同人誌とか描かれまくってたと思う。 | ダウンロード版 | |||||||||
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■内山亜紀 手塚治虫 | ||||||||||
80年代ロリコン漫画ブームの代名詞・内山亜紀が週刊少年チャンピオンで連載した「あんどろトリオ」は、少年誌史上最大の汚点と言っても差し支えない、超ど変態ペドおむつ漫画でした。 復刻版に成年マークが付いたのも頷けるほど、少女のオムツ・おしっこ・痴態の嵐。時にはオムツのシミまで表現するイカれぐあいで、特に1〜2巻はヤバすぎる。昭和のカオスっぷりを象徴する作品。 ちなみに、このロリコンブームは手塚治虫にまで影響を与え、同誌において「プライム・ローズ」という美少女SF作品を連載。正直、面白くはないですが、手塚作品としては異色のエロ表現が楽しめます。 | ダウンロード版 | |||||||||
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■永井豪 細野不二彦 江口寿史 真木富士人 えびはら武司 よしかわ進 | ||||||||||
永井豪も「まぼろしパンティ」など描いてますが、さすがにこの頃になると絵に古臭さも感じられる。ただ、シュールなギャグセンスは健在で、エロ漫画としてより、むしろギャグ漫画として感心してしまった。 また、週マガに連載されたシリアス系作品「凄ノ王」での雪代レイプシーンは、エロくはないですが伝説となってます。 もっと健全でライトな作品としては、学園忍者ラブコメ・細野不二彦「さすがの猿飛」や、元祖男の娘?江口寿史「ストップ!!ひばりくん!」あたり、いかにも昔の少年漫画らしくてオススメしたいところ。 他、この手のジャンルで最高クラスのプレミアが付いている真木富士人「ダイナマ舞」なんかもありますが…調べてもあんまりエロそうじゃないし、さすがに手を出す勇気はありません。 児童向けでは、えびはら武司「まいっちんぐマチコ先生」がアニメの人気もあって社会問題化。教師にセクハラするという内容がまずかったのか、国会で取り上げられたりしたそうです。 コロコロで連載されたよしかわ進「おじゃまユーレイくん」も児童漫画としては有名どころで、現在はプレミアが付いてます。死んで幽霊になった主人公が、女の子に乗り移ったりするシチュエーションは良かった。 | ダウンロード版 | |||||||||
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中期 | ||||||||||
■川原正敏 | ||||||||||
80年代も中頃に入ると、講談社vs集英社の月刊誌エロコメ戦争が勃発。中でこの時期、異彩を放っていたのが…月マガで連載された少年誌史上屈指のロリコン漫画、川原正敏「パラダイス学園」です。 冒頭いきなり主人公にアソコを見られるわ、全校生徒の前で失禁するわ、豚に裸を舐めまわされるわ…特に、クラスメイトによるヒロインに対する辱めは、ほぼレイプ未遂にしか見えない生々しさがあった。 全3巻で入手しやすい割には適度なプレミア感もあり、80年代ではかなりオススメ。「修羅の門」等は電子書籍化されてるのに、これがまだというのは、もしかすると作者の中で黒歴史化してるのかもしれません。 | ||||||||||
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■遠山光 中西やすひろ 村生ミオ 荒川貴史 井沢まさみ | ||||||||||
他、当時の月マガを代表する作品といえば、遠山光「ハートキャッチいずみちゃん」と中西やすひろ「Oh!透明人間」。80年代の典型的なエロコメスタイルを確立させたのが、この2作品でした。 両作とも序盤はイマイチで、中盤からエロくなってくるんですが…特に「いずみちゃん」はフランス書院コミック文庫で復刻されるなど、少年漫画としては異例の扱いを受け、現在はプレミアが付いてます。 ピークは7巻・8巻あたりなので、そこだけ読むのもありかな。「透明人間」もやはり終盤がエロいんですが、7巻でのヒロインが胸を揉まれながら主人公のアソコをこねまくるシーンなんて、今じゃ考えられない。 どちらも一話完結で主人公が女の子にイタズラしまくるだけなので、どこから読んでも変わりません。2人とも、後に青年誌でセックスありの作品を描いたりしてますが、やはりこの時期が一番輝いてた印象。 他、それまでもラブコメ作家としてはフェロモンを感じさせる描写が多かった村生ミオの貴重なエロコメ作品「ラブアタック5対1」や、荒川貴史「マイクロボーイ」なんかも読みましたが…この辺はイマイチ。 あと、週マガ連載ですが、井沢まさみ「どっきんロリポップ」もプレミアが付いてることで有名。超能力を持ったヒロインがテレポートする度に全裸になるだけなんですが、丸みを帯びたロリ体型は魅力的でした。 | ダウンロード版 | |||||||||
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■みやすのんき 弓月光 今西まさお 岡崎つぐお あさいもとゆき | ||||||||||
一方の月ジャンでは、ロリコン漫画誌出身のみやすのんき「やるっきゃ騎士」が、アニメ調の作画で人気を博しました。序盤は絵が雑ですが、乳首を弄ったりアソコを舐めたり、過激度では80年代トップクラス。 特に成年誌レベルの乳首の描き込みは衝撃的ですが、ただ、層の厚い月マガ連載陣を圧倒するには到らず。現在はプレミアが付いてることもあり、青年誌で描かれた「冒険してもいい頃」から読んだ方が良い。 なので、入手しやすいところでは、弓月光「ボクの婚約者」の方がオススメかな。ラブコメ寄りの内容でエロは薄いかもしれませんが、80年代のエロコメでは話が一番まとまってます。 他、高額プレミアが付いている今西まさお「どっきりマイクローン」なんかもありますが、この辺はちょっと手が出ないところ。 ちなみに小学館には、当時まともなエロコメがなく、この手の話題で多少名前が挙がるのが、週刊少年サンデーの岡崎つぐお「どきどきハートビート」くらいなんですが…読んだら、全然エロくなかった。 ただ、後に成年誌に行くあさいもとゆき(浅井裕)が児童向けのコロコロコミックで「ファミコンロッキー」というパンチラ満載の作品を描いてて、現在無料公開されてるので、読んでみてもいいと思う。 | ダウンロード版 | |||||||||
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後期 | ||||||||||
■上村純子 | ||||||||||
80年代後期…月ジャンとのエロコメ戦争に完全勝利した月マガは、さらにエスカレート。少年誌におけるエロ表現はここで一つの臨界点に達し、遂にかの名作・上村純子「いけない!ルナ先生」が登場します。 少年漫画でありながら、90年前後に起きた有害コミック騒動の矢面に立たされ、絶版に追い込まれた不遇の作品。それが直接の原因かは分かりませんが、作者はその後、漫画家を廃業してます。 今の若い方だと、「To LOVEる」あたりがコレに相当するのかもしれませんが、私にとっては未だに少年漫画史上最エロ作品。ヒロインが年上の女教師というのも、少年漫画としては貴重ですね。 また、同い年の幼馴染み2人がヒロインの「1+2=パラダイス」もオススメ。多少のプレミアを考慮したとしても、この2作品は80年代で最も優先して読むべき、エロコメ漫画の頂点だと思う。 何故か「1+2=パラダイス」は電子書籍化されてないので中古を買うしかありませんが、マガジンKC版は4巻で打ち切られてるので、なるべく松文館から出された復刻版を入手しましょう。 復刻版には巻末に描き下ろし漫画が載っており、これは表現規制に対する抗議的な内容でした。ちなみに「菜々ちゃんは俺のもの」という作品もあるんですが、これは別にエロくないので無視して良い。 | ダウンロード版 | |||||||||
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■八神ひろき 遠山光 中西やすひろ いがらしゆみこ 小谷憲一 小原宗夫 | ||||||||||
他、月マガでは八神ひろき「2人におまかせ」が特に有名。主人公の婦警コンビが、毎度事件に巻き込まれては脱がされるワンパターンお色気漫画ですが、むちむちした裸体描写は見事でした。 遠山光が週マガで描いた「胸キュン刑事」は、月マガ時代よりエロ度が格段に落ちてる。この時期は中西やすひろの方がエロくて、童顔巨乳ヒロインが乱れる「いけないDAY DREAM」あたりがめぼしいところ。 驚いたのは、少女漫画界の大御所・いがらしゆみこが「ぼくのブラジャーアイランド」というエロコメを描いてたこと。ただ、これはエロ漫画としてのレベルは低い。ますなが芳も興味があるけど、まだ未読。 一方の月ジャンには、エロコメ系最高クラスのプレミアが付いている小原宗夫「瞳ダイアリー」もありますが…絵的にあまり魅力を感じないので、私がオススメしたいのは、小谷憲一「ホールドアップキッズ」。 これは薬で子供になってしまった新人刑事3人が、毎度事件を解決していくドタバタアクションコメディで、月マガと違い過激な描写はほぼ皆無だったものの、ヒロインの舞がよく脱がされてました。 正直、話はイマイチですが、作者初期のトーンを使わない、線だけで描かれた少女の裸体の艶っぽさは、素晴らしいの一言。本作の元になった短編「ショッキングMOMOKO」や「ウルフにKISS」にはプレミアも。 | ダウンロード版 | |||||||||
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■萩原一至 冨樫義博 徳弘正也 黒岩よしひろ | ||||||||||
月ジャンが月マガに敗れた代わり…かどうかは知りませんが、集英社はこの頃から、週刊少年ジャンプにエロを投入してきます。 中で、圧倒的なエロさと魅力的なキャラクターで、主に90年代以降の少年誌で天下を奪ったのが…萩原一至「BASTARD!!」でした。2巻のシーン・ハリとの濡れ場には、当時小学生だった私もドキドキしたもんです。 また21巻(1999年)では、「えの素」的な婉曲表現を用いているとはいえ、顔射まで描いてるから驚き(↓画像3枚目)。このシーンが週刊少年ジャンプに載ったのを見たときは衝撃でしたね。 ストーリーは途中から完全に破綻して、現在では訳分かんなくなっちゃってますが、序盤は今読んでも面白い。アンスラサクスや天使のデザインなんか最高。ファンタジー漫画の大金字塔かと。 他、特にオススメはしませんが、この時期では冨樫義博のデビュー作「てんで性悪キューピッド」も有名。後の「To LOVEる」みたいな設定で、作画は魅力的でしたが、エロはイマイチだった。 徳弘正也なんかも結構きわどいエロギャグを描いてたし、後に成年誌に行く黒岩よしひろもむっちりした良い裸を描いてましたが…まあ、このへんは今あえて読むほどじゃない。 | ダウンロード版 | |||||||||
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■帯ひろ志 山口譲司 わたべ淳 | ||||||||||
最後に、この時期…講談社と集英社の争いの影に隠れて、とんでもないことをやっていた作品を御存知でしょうか。月刊少年チャンピオンで連載された帯ひろ志(本能猛)「ミラクル・ランジェリー」がそれ。 ヒロインが主人公に手コキした上、普通に射精し、普通に精液が顔にかかるという…少年誌史上、他に類を見ないシーンを拝めます。 婉曲表現を用いず、ここまであからさまに精液を描写した少年漫画を、私は他に知りません。絵柄がいかにも少年誌的なのが、逆にエロさを引き立ててますね。 行為の「露骨さ」という点において、少年誌でこれを超える作品はもう出てこないでしょう。オリジナル版にはプレミアが付いてましたが、現在は無料公開されてます。残念ながら作者は2014年に永眠。 また、絵が雑なのであまりオススメは出来ませんが、週刊少年チャンピオンで「陰毛」を表現することに情熱を燃やした、山口譲司「その気にさせてよmyマイ舞」なんてのもあります。 「もぐさ」や「ほつれ」と主張することで、少年誌の限界に挑戦した心意気には拍手を送りたい。同誌では、後にヤンジャンで活躍するわたべ淳も連載してますが、これは期待外れだったかな。 最近はこういう昭和のお宝エロ漫画がKindle Unlimitedで気軽に読めるようになってきて、すごい時代になったなと思う。 | ダウンロード版 | |||||||||
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当時の広告 | ||||||||||
■学研(少年チャレンジ) | ||||||||||
■小学館(コロコロコミック・てれびくん) | ||||||||||
■講談社(週刊少年マガジン・月刊少年マガジン) | ||||||||||
■集英社(週刊少年ジャンプ・月刊少年ジャンプ) | ||||||||||
2012年12月29日|エロ回顧録
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