2000年代のエロ漫画(少年誌・青年誌) | |||||||
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初期 | |||||||
■山本直樹 安田弘之 | |||||||
山本直樹は、この時期から主に自身が監修も務める雑誌「エロティクス・エフ」で作品を発表しており、特に中期に描かれた連作「堀田」2〜3巻での漁師小屋でのエッチがエロかった。 正直、話が訳分からなすぎて、この作品から作者に興味なくなっちゃいましたが、こういうねっとりした愛撫はやはり上手い。ちなみに3巻は有害図書指定を受けてます。 また、当時の「エロティクス・エフ」といえば、「ショムニ」で有名な安田弘之も「紺野さんと遊ぼう」というフェチ漫画を連載してて、抜けはしないけど不思議なエロさを振りまいてましたね。 | ダウンロード版 | ||||||
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■花見沢Q太郎 葉月京 遊人 板垣恵介 | |||||||
他、ライトなエロ漫画としては、花見沢Q太郎「ももいろさんご」が目立ってましたが、ほぼ1話完結な上にページ数も少ないため、感情移入できるほどのストーリーがなく、だらだら続いたのは残念。 成年誌出身の葉月京(百済内創)「恋愛ジャンキー」は、絵は上手いんだけど、女性作家の駄目な部分が出てるというか…少女漫画的なドロドロした展開が足枷となり、エロ漫画としても恋愛漫画としても中途半端。 遊人もいろいろ描いてるんだけど、全盛期の面影は最早なく…。少年誌連載作である板垣恵介「バキ」の童貞喪失シーンが、ヤングチャンピオンに特別編として掲載されたのも、この頃でしたね。 | ダウンロード版 | ||||||
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■松山せいじ 赤松健 ぢたま某 野々村秀樹 | |||||||
少年誌では松山せいじ「エイケン」が話題となり、特に超乳小学生・小萌がネットでよくネタにされてました。ただ、巻数が多く話もイマイチなので、今読むなら青年誌で描かれた作品の方が良いと思う。 少年誌らしいエロコメってことなら、赤松健「魔法先生ネギま!」になるでしょうが、長すぎな上に中盤以降のグダグダ感が尋常じゃない。もうちょっとスパッとまとめて欲しかった。 あとは、エロ漫画でなく萌え漫画だけど、メイドロボ・まほろさんが人気となった、ぢたま某・中山文十郎「まほろまてぃっく」とか、後に作者が強姦で逮捕される、野々村秀樹「ファントム零」とか。 | ダウンロード版 | ||||||
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中期 | |||||||
■こばやしひよこ | |||||||
こばやしひよこ「おくさまは女子高生」はタイトル通りの幼妻モノで、ヤングジャンプに連載されました。90年代の江川達也や遊人ほどではないんですが、この時期の青年誌では人気が高かった作品。 管理人が高校時代に読んでたイメージなんですが、年代的には大学時代になるんですね。堂々とエロ漫画を買える歳に読んでたってことは、相当絵柄が気に入ったんでしょう。 序盤は寸止めばかりでしたが、5巻でエッチが解禁されてからはそこそこエロい。ただ、話がどうにもつまらなかった。カラーページ含め、画力がとにかく素晴らしいので、絵が気に入れば一読の価値はある。 | ダウンロード版 | ||||||
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■甘詰留太 陽気婢 朔ユキ蔵 柏木ハルコ 氏家朴全 | |||||||
他では、甘詰留太「年上ノ彼女」も、終盤の鬱展開はともかくエロは良かった。成年誌時代、主にロリ系で名を馳せた作家だけあり、ヒロインのロリ体型は一般誌ではなかなかお目にかかれないレベル。 陽気婢「眠れる惑星」はSF設定が生かし切れてない感じで、ストーリーが中途半端。朔ユキ蔵「つゆダク」はギャグ色が強い上に、女流作家のピントのずれたエロで興奮できなかったのが残念。 エロくはないけど一風変わったところで、民俗学的な田舎の性風俗をテーマにした作品・柏木ハルコ「花園メリーゴランド」や、下ネタ4コマ・氏家朴全「妹は思春期」などもあり、むしろこの辺の方が面白かった。 | ダウンロード版 | ||||||
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■帯ひろ志 水兵きき 河下水希 | |||||||
少年誌では、萌え系の水兵きき「みかにハラスメント」がその過激さで話題を集めましたが…成年誌的な表現が多用されており、私としてはあまり評価できない。ちなみに続編を同人誌で出したりしてます。 やっぱり少年誌のエロっていうのは、過激ではあっても卑猥になっちゃいけないと思うんですが…その点では、児童向けの帯ひろ志「やわらか忍法SOS」がオススメ。 河下水希「いちご100%」も有名なんで読んでみたんですが、これはただの恋愛漫画ですね。サービスシーンが少なすぎる。女流作家らしいスッキリしないラブコメで、話も楽しめなかった。 | ダウンロード版 | ||||||
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後期 | |||||||
■ぢたま某 | |||||||
この時期の青年誌は都条例対策なのか、とにかく寸止め作品だらけでつまらないんですが…強いてオススメを挙げるとするなら、双子の義姉に迫られまくる、ぢたま某「Kiss×sis」。 寸止めとはいえ、きちんと抜けるシーンも用意してくれるのは、さすが元成年漫画家といったところ。伝説の作品「聖なる行水」で作者の代名詞となった放尿シーンも、ちょこちょこ出てきます。 序盤はかなりソフトなんですが、7巻(2010年)あたりから行為の過激さも増し、最近では普通に姉に手コキで抜かれたりしてる。乳首がいっさい出てこない作品で、これだけエロいのは見事。 | ダウンロード版 | ||||||
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■甘詰留太 瀬口たかひろ 萩尾ノブト 酉川宇宙 春輝 朔ユキ蔵 岡田和人 | |||||||
他では、高校生SMラブコメ・甘詰留太「ナナとカオル」も人気なんですが、圧倒的な画力は魅力的なものの、本番はおろか射精シーンすらないので、エロ漫画としての評価は難しい。 ギャグエロ系では、瀬口たかひろ「オレたま」、萩尾ノブト「ユリア100式」、酉川宇宙(榎本ハイツ)「暴想処女」などもありますが、オカズとして見ると、やはりギャグとエロは相性が悪いと感じ、抜けなかった。 何かこう…別に、寸止め自体がいけないとは思わないんだけど、描写自体はセックスと変わらないわけで。寸止めが「逃げ」として使われてる感じも、私はあまり好きじゃないですね。 これだけ演出技法が進歩している現代、「セックスじゃないから」ていう言い訳はナンセンスだし、結果、逆に描写が過激になって、すぐ後の都条例改正論議に繋がっていくわけで…本末転倒という気もする。 また、いわゆる萌え系の微エロ漫画が台頭しだすのも、この頃。ロリ系の私屋カヲル「こどものじかん」、女子高生エロゲ声優の紺野あずれ「こえでおしごと!」などが有名ですが、私には魅力が分からなかった。 この年代以降の青年誌エロ漫画は、こうした萌え寄りというか、オタ寄りというか…ニッチな作風が大半を占めるようになり、遊人や江川達也のようなメジャー感のある作家が出てくる余地がなくなった気がする。 昔、誰かが「メジャーになるにはヤンキーに支持される必要がある」みたいなことを言ってて「なるほど」と思ったんですが、この時期、ヤンキーに売れてたエロ漫画は何だろう。春輝「センセ。」あたりかな。 ただ、これも妄想系の寸止め作品なんですが、桂正和チックな作画以外の魅力に乏しく、オススメはしづらい。 あとは、オナニーをテーマにしたシュール系作品・朔ユキ蔵「セルフ」や、主人公のMっぷりが見物な岡田和人「すんドめ」なんかも読みましたが…内容的にエロ漫画とは呼べないかな。 | ダウンロード版 | ||||||
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■矢吹健太朗 中嶋ちずな | |||||||
少年誌では、矢吹健太朗・長谷見沙貴「To LOVEる」が突出した人気でしたね。今風のセンスで描かれた、バカで明るいエッチなラブコメ。単行本で毎回乳首を加筆するサービス精神も話題となりました。 萩原一至「BASTARD!!」世代の人間からすると、エロ自体は「ぬるい」と感じますが、リアルタイムで読んでた子供たちにとっては刺激的だったでしょう。時代にフィットした、良いエロコメだと思います。 あとは、中嶋ちずな「いいなり!あいぶれーしょん」。マイナー月刊誌とはいえ、少年誌でここまで堂々と「放尿」をテーマに描いた作品も他にないでしょうが…明らかに少年誌の枠を超えた表現で、私は感心しない。 | ダウンロード版 | ||||||
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当時の広告 | |||||||
■太田出版(マンガエロティクスエフ) | |||||||
■集英社(週刊ヤングジャンプ) | |||||||
■白泉社(ヤングアニマル) | |||||||
■富士見書房(月刊ドラゴンエイジ) | |||||||
2013年04月04日|エロ回顧録
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