2010年代のエロ漫画(少年誌・青年誌) | ||||
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初期 | ||||
■規制強化の動き 松山せいじ 糸杉柾宏 | ||||
2010年、東京都青少年健全育成条例の改正論議が巻き起こり、「非実在青少年」という言葉がネットを賑わしました。まあ結局、大した規制強化は行われなかったのだけど、各誌エロ系の新作は減った気もする。 この件で特に槍玉に挙げられたのは、ロリ系の松山せいじ「奥サマは小学生」、近親相姦物の糸杉柾宏「あきそら」など。この時期は「ヤングチャンピオンREDいちご」等、萌えエロ雑誌がやり過ぎてた印象はある。 私としても法規制には断固反対ですが、一方で業界の自主規制がザルすぎるのも事実であって…こうした作品を見てると、適度な締め付けやバッシングは、むしろあったほうがいいのかなぁと思ったりもします。 | ダウンロード版 | |||
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■きづきあきら 雨蘭 本名ワコウ 稲光伸二 花見沢Q太郎 | ||||
青年誌では、2000年代で言及したぢたま某や甘詰留太も相変わらず人気なんですが…この時期の連載開始作品では、きづきあきら・サトウナンキ「うそつきパラドクス」が良かった。 これは彼氏持ちのヒロインを巡る三角関係を描いたもので、終盤の展開はどうかと思うものの、途中までの寝取り感が秀逸だった。青年誌でエロをやるなら、最低でもこのくらいのストーリーは欲しいところ。 また、ロリ系で人気を博したのが、雨蘭「無邪気の楽園」。寸止め作品とはいえ、ヤングアニマルらしくない、青年誌の範疇を逸脱したロリっぷりは、前述の都条例への当てつけとも感じられます。 ただ、成年誌やエロゲの現状を考えると、一般誌で今これをやるのは無神経すぎでは。内容もないに等しいレベル。ちなみに成年誌で「いつの間にか少女は」という単行本も出してます。 新人では携帯サイト発の本名ワコウ「ノ・ゾ・キ・ア・ナ」が、特にダウンロード販売サイトで目立ってた印象。SF系の稲光伸二「性食鬼」は、絵は上手いけど設定がイマイチであまりエロくない。 あと、花見沢Q太郎が久々に描いたエロ系作品「少年よ大志を抱け!」も、往年のファンとしては嬉しかったですが、この線の少ない作画でフィニッシュシーンを見開きで描かれても手抜きとしか映らないのが残念。 | ダウンロード版 | |||
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■矢吹健太朗 本名ワコウ | ||||
少年誌では、文句なく矢吹健太朗・長谷見沙貴「To LOVEる ダークネス」の時代。週刊少年ジャンプで人気を博した「To LOVEる」の続編で、月刊少年ジャンプの後継誌である「ジャンプスクエア」に連載中です。 その過激さはネットでもよくネタにされてます。私なんかは世代的にお呼びじゃないですが、少年期に「To LOVEる」を読んでた人たちにとっては、かなりの破壊力を発揮するんだろうなぁ。 というか、これは本当に少年誌なんだろうか…雑誌掲載時にも乳首全開だし、やってることが完全にペッティングなんですけど。本名ワコウ「ノゾ×キミ」は「ノ・ゾ・キ・ア・ナ」の焼き直しみたいな感じで、微妙。 | ダウンロード版 | |||
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中期 | ||||
■山本直樹 緑のルーペ | ||||
山本直樹「分校の人たち」は、2014年に休刊した「エロティクスF」に代わって立ち上げられた無料Webマガジン「ぽこぽこ(現・Ohta Web Comic)」で連載。 中学生3人組が淡々とエッチに興じる内容で、昔の作者を思い出させます。ただストーリーがなさすぎて、物足りない部分もあるかな。そうした欠落感こそが作者の醍醐味ではあるんだけど…。 ちなみに、ストーリーに定評のあったロリコン系エロ漫画家・緑のルーペも、ここで「こいのことば」という作品を連載してました。オカズに使えるような作品じゃないですが、なかなかの良作です。 |
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■横槍メンゴ 高遠るい こばやしひよこ 牛乳のみお | ||||
この時期に売れてた印象があるのは、横槍メンゴ・岡本倫「君は淫らな僕の女王」。作者は元エロ漫画家で、少女漫画チックな可愛らしい作画が目を引きますが、個人的にはハマらなかった。 他では、2000年代に人気を博したこばやしひよこの「ハンツー×トラッシュ」、おっさん向け雑誌に連載された高遠るい「はぐれアイドル地獄変」なども読んでみたけど、どれもイマイチ。 また、大してエロくはありませんが、ニコニコ静画で無料連載中のロリ系作品、牛乳のみお「女子小学生はじめました」がヤングアニマルでリメイク連載されたりもしてます。 | ダウンロード版 | |||
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■矢吹健太朗 本名ワコウ 山下文吾 ミッチェル田中 | ||||
少年誌は相変わらず、矢吹健太朗・長谷見沙貴「To LOVEる ダークネス」の一人勝ち状態に見える。週刊少年サンデーで連載再開した本名ワコウ「ノゾ×キミ」が唯一の対抗馬か。 あとは週刊少年サンデーSで連載された山下文吾「キュピコ!」や、月刊少年チャンピオンのミッチェル田中「ニボシ君の変態」あたりもありますが、どれもパッとしない印象。 また、この時期からようやく大手出版社が電子書籍に本腰を入れはじめたんですが、中でも集英社はカラー版も発売。「To LOVEる」のようなエロ系作品ではカラーのほうが売れているようです。 | ダウンロード版 | |||
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後期 | ||||
■色白好 天原 宵野コタロー 氷樹一世 | ||||
この時期に青年誌で人気があったのは、ソフトエッチコミックで人気を博した色白好の寸止めモノ「ガイシューイッショク!」かな。最近は一般誌のほうは興味が薄れてるので、自信ないけど。 あと「異種族レビュアーズ」の原作などで活躍する天原も、ネット上で人気が高かった印象。私は漫画にはハマらなかったけど、pixivのこれとこれを見て「なるほど天才だ」と思った。 少年誌で売れてたのはLINK・宵野コタロー「終末のハーレム」だと思うんですが、これ「ジャンプ+」で連載してるけど大丈夫なんだろうか。設定からして完全にエロ漫画だし…。 奴隷ケモ娘ヒロインとのセックスシーンがある蘇我捨恥・氷樹一世「異世界迷宮でハーレムを」も掲載誌は「少年エース」だし、最近は少年誌と青年誌の境がめちゃくちゃになってる。 深夜アニメとかもやりすぎてる作品が増えてきたし、またそろそろ90年代の有害コミック騒動みたいに破綻が訪れるんじゃないかと、ちょっと心配です。 私はエロで一番偉いのは18禁で戦ってる作家だと思ってるので、そこに迷惑を掛けることだけはないよう願いたい。 | ダウンロード版 | |||
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2013年04月06日|エロ回顧録
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